犬の甘噛みのしつけですがまず正常な行為で子犬はすべて行う行為とご理解ください。
「うちの子は手や足を良く噛むので痛くてたまりません」
「叱ってもよけいに興奮して噛んでくるんです」
このような質問が多く寄せられます。
最初にお伝えしたいのは噛む行為は正常な行為で子犬はすべてといっていいほど行う行為です。
ではなぜ噛む行為をするのでしょう。
噛む行為は物の確認行為で人間の赤ちゃんがなんでも口に入れる行為に似ています。
犬も同様ですべての確認作業とご理解ください。
しかし、あまりきつく噛まれると痛いため「痛い」と認識させることは必要です。
この時は、マズルコントロール、喉に突っ込む、叱るなどいろんなしつけの方法がありますが現実的には効果がみられません。
本来は成犬になると自然に治る行為ですので無理に止めさなくてもいいのですが怪我をしたりするのを防止するために行います。
●噛む玩具を用意してください。
噛んでもいい物と噛んではいけない物を認識させることから始めます。
噛む行為をすべて止めさせることは不可能でありストレスをかけることになるためです。
●サークルから出す
一緒に遊んであげましょう。
楽しくお遊びができた時点で噛む玩具を与えて噛ましてあげます。
子犬は楽しく遊ぶことでしょう。
やがて動く手にも興味が抱いて手を噛んだり、足を噛んだりします。
その時点ではもう玩具には興味がなく手や足に興味を抱いています。
この時、甘噛みされた時点で痛い場合は、子犬の目をみて大きな声で
「いたーい」と叫びながら鼻を中指で弾くようにします。
すかさず2回〜3回噛ませて、鼻を中指で弾く(強め)と口も開けなくなりますので噛んでもいい物を与えて噛んだら褒めてあげましょう。
このほかに甘噛みをされて痛い場合は子犬に分かるようにアピールし
サークルに戻し無視することを繰り返し行います。
子犬の認識は次のように変わります。
手、足など強く噛むと→鼻を弾かれる・サークルに戻されて無視される。
もっと遊びたいから手や足を噛まないようにしよう。
でも玩具を噛んだら褒められるからもっと玩具を噛むようにしよう
このように学習するように玩具を噛んでいるときは褒めてあげましょう。
「こんな時もあったな」と最終的にはよい想い出になるでしょう。